KOMCLUSION KOMS-61XULS

KOMS-61XULS ― 2026、新たな挑戦のための一本

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近年主流になりつつある、ライトPEラインを用いたホバストなどの釣り。
この釣りでは、従来のスピニングロッドではラインメンディング時のわずかなタッチでルアーが動いてしまい、ターゲットに見破られてしまうことがあります。よりソフトなタッチができる、繊細なソリッドティップを備えたロッドが、今や必要不可欠な存在になってきています。

KOMS-61XULSは、しっかりとしたバットパワーを備えたトーナメントスキルのスピニングロッドでありながら、極細径のソリッドティップを採用することで、超繊細なタッチと微細なアクションを可能にしました。マイクロホバストはもちろん、ネコリグやダウンショットなどを一点でシェイクさせる釣りにおいても、この繊細なソリッドティップは重要な役割を果たします。

ブランクスは100%カーボン。KOMS-60ULSの操作性を継承しつつ、ティップからベリーにかけて柔軟化を図っています。軽量化も実現し、破損リスクを抑えるため、レングスはあえて6'1"に設定しました。ロッドを長くしパワーバランスを分散させることで、ティップからバットまで美しいベントカーブを描くロッドに仕上げています。

用途は、マイクロホバストやライトジグヘッドをはじめ、ノーシンカー、ダウンショット、ネコリグ、表層の波動系ワーミングなど。まさに現代のフィネスフィッシングを支える一本です。





60という長さへのこだわり、そして61へ

私は以前在籍していたメーカーで、60XUSというロッドをプロデュースしていました。
スピニングロッドの長さとして、6ft.ちょうどの「60」は非常に扱いやすいと今でも思っています。

ロッドは長くなるほど機能を多く盛り込むことができ、設計上は作りやすくなります。しかし、その分どうしても重くなり、感度も落ちてしまいます。感度が生命線となる繊細なフィネスの釣りでは、用途にもよりますが、これ以上長くすることは決して望ましいことではありません。

ただ、今回のKOMS-61XULSに限っては、
・曲がりをよりきれいにして破損を防ぐこと
・バットパワーを生かしたまま、より繊細なタッチを実現すること
この2点を両立させるために、あえて6'1"というレングスを選びました。

もっとも、昨今のブランクス素材などの進化によって、軽量化は十分に可能です。このロッドの自重は75g。正直に言って、とても軽いです。軽いことによって繊細なアクションをつけやすくなり、ラインメンディング時の無駄なラインタッチも減ります。結果として、バイトも取りやすくなります。

ただし、軽いだけのロッドは破損しやすいのも事実です。でもKOMS-61XULSは軽いだけのロッドではありません。ブランクスは100%カーボン、そして極細のソリッドティップ。そしてそのバランス。繊細さと強さを両立させた設計です。もちろん細いスピニングロッドですので限界はありますが、私はテストのときから2㎏オーバーの魚でも問題なくやり取りができています。





XULSという表記について

KOMS-61XULSの「XULS」という表記は、実は私が以前に勝手に考えたナンバーです。ウルトラライト=ULより、さらに柔らかいという意味で「エキストラ」をつけたかったのですが、「EX」はあまりにもありふれている。そこで、あえて「XULS」という表現にしました。最近では一部のメーカーが似た表記を使っていますが、それだけこのカテゴリーが必要とされているということでしょう。





バットパワーの重要性

ロッドには、ルアーを操るだけでなく、魚を掛けて、取り込むという大切な役割があります。
オープンウォーターのディープを釣るだけなら、正直だるいロッドでも何とかなります。しかし、リザーバーの立ち木やカバーが絡むエリアでやり取りをするなら、バットパワーはある程度必要です。

このロッドは、手元の強さはKOMS-60ULSとほぼ同等。その60ULSは、私にとってまさに右腕のような存在で、このロッドなしではライトリグは語れない、これまでのトーナメントシーンを支えてきた伝説級のマルチライトリグロッドだと思っています。その系譜を受け継ぎつつ、より現代的な釣りに対応させたのが、このKOMS-61XULSです。





“避けてきた道”へのトライ、新たな挑戦へ

昨今のトーナメントシーンは、GARMINのライブスコープに代表されるFFS(Forward Facing Sonar)の釣り、中でもマイクロホバストは外せない存在になっています。正直に言えば、私はこれまで意識的にその釣りを避けてきました。なぜならなくても勝ててきたからです。しかし、魚探もここまで多くの選手に普及すると、もはや避けて通れない道でもあります。

もちろん、FFSの釣りばかりをやるつもりはありません。ただ、「いざやるときに、武器がない」のでは戦えません。そのための武器が、このKOMS-61XULSです。2026年、私はもう一度、頂点に立つための挑戦を始めます。その挑戦を支える一本として、このロッドは生まれました。

発売は6月後半を予定しています。
定価は48,000円前後を想定していますが、最終的な金額はまだ確定していません。

販売方法は今回はクラウドファンディングではありませんが、昨年クラウドファンディングにご参加いただいた皆さまには、特価での優先案内を予定しています。

ぜひ発売までお楽しみにお待ちください。追加の情報がありましたらまた随時アップしていきたいと思いおます。